構造設計の第一の使命は、人々が安心して快適に暮らせる建物を設計・監理すること。 しかも必要な性能を満たす建物を低価格で実現することです。居住性、機能性や コストといった、場合によっては相反する様々な条件をも満足させながら安全性を確保 することが大切です。そのためには地盤状況、建物の規模や形状などに応じ、適切な 構造計画・構造計算を行っています。

耐震強度偽装事件が発覚して以来、「住の安全が脅かされている」というマンション居住者の不安感が高まりました。 そこで偽装再発防止はもちろんのこと全ての建物の安全性向上を目的として、建築基準法の改正が行われるとともに、 建築士法の改正も行われ、構造設計専門家資格として、新たに一級建築士の中から選抜された「構造設計一級建築士」の 国家資格が誕生しました。